2021-05-13 ■ 憂き世ぞとなべて云へども治め得ぬ我が身ひとつにただ嘆くかなくやしくぞ過ぎしうき世を今日ぞ思ふ心くまなき月をながめて板間もる月こそ夜の主なれ荒れにしままの露のふるさと何事も夢まぼろしと思ひ知る身には憂ひも喜びもなし