コバエ
コバエがたくさん出るから私はいつもコバエを殺す。
ある日ダンテスダイジの詩を読んだ時。
コバエを上手いこと人差し指と親指ではさんだ。
まだ元気に生きていた。
私はコバエを排水口にポイッと捨てたけど、コバエは必死に生きようとしていた。
命が有限で、コハエの命なんてと思っていたのに。何故かその今にも死にそうなコハエを拾って外にある日に焼けた洗濯機の上に置くといつのまにかコバエの姿は消えていた。
コバエがたくさん出るから私はいつもコバエを殺す。
ある日ダンテスダイジの詩を読んだ時。
コバエを上手いこと人差し指と親指ではさんだ。
まだ元気に生きていた。
私はコバエを排水口にポイッと捨てたけど、コバエは必死に生きようとしていた。
命が有限で、コハエの命なんてと思っていたのに。何故かその今にも死にそうなコハエを拾って外にある日に焼けた洗濯機の上に置くといつのまにかコバエの姿は消えていた。