2020-04-21 トロツキーとレーニンの違い p257 プロレタリア前衛党が農業プロレタリアートまたは貧農を掌握することはたやすいが、農民一般を獲得することは至難であり、また農民がブルジョア的要求をもちつづけている限り、プロレタリア独裁すら内部から揺るがせられるだろう。したがって、トロツキーのいう「農民に支持されたプロレタリアート独裁」も、レーニンのいう「労農民主独裁」もロシアと言う特殊な歴史的条件下でやむなく、歴史に強いられて考え抜かれた独裁形式であったといえよう。 p254 レーニンの「労農民主独裁」概念と「農民に支持されたプロレタリアート独裁」と言うトロツキーの考えとの微妙な差