マルクス主義の本を100冊以上読んだそれん 君オススメの本
トロツキー『裏切られた革命』
なぜ読むべきか。それは世間の思うマルクス主義が実際はスターリン時代のものであることを知る必要があるから。
またレーニンの『国家と革命』よりも廣松渉のこの本の方が社会主義や共産主義の定義について、また資本主義から共産主義にどう移行するかについてザックリ知ることができるから。
マルクス『ファイエルバッハ論』
個人的にはドイツイデオロギーより先に読んでほしい。なぜなら『フォイエルバッハ論』の方がマルクス主義を理解しやすいから。
弁証法についてザックリ知れる本。
おすすめする理由は弁証法的唯物論を知らずにマルクスやエンゲルスを読んでも単に字面を暗記することになるから。マルクスやエンゲルスの言ってる意味はわかっても、この本を読まないとなぜそういうロジックになるのか理解できない。エンゲルスの『反デューリング論』を読む前に読むとよい。
三浦つとむ『新しいものの見方考え方』
教条主義、経験主義…マルクス主義の本を読んでると必ずと言っていいほど出てくるこの言葉、本当に理解できてる?
これを理解すれば弁証法の理解もよりスムーズになる。
「客観主義」「実践」このキーワード。
マルクス主義の本を読めばときどき見かけるよね。
でもどんな意味?
客観主義や「実践と理論」について知りたい人はこの本でわかる。
毛沢東の理論的な誤りを指摘した本。
なぜこの本が重要なのか。
例えば保守派の批判するマルクス主義が実際は毛沢東主義であることにこの本を読まないと気づけない。また自分自身も毛沢東と同じ誤りを繰り返さないためにも重要。
毛沢東の歴史的誤りを批判する本はたくさんあるけど、毛沢東主義を理論的に批判している本は少ない。この本はそのうちの一冊。
『弁証法をどう応用するか』
弁証法、理解したはいいけど、実際弁証法を使って社会や政治、経済をどう分析したら良いのだろう?そんな人にオススメの本。
ただこの本は絶版で1万以上する。
「オーケーオーケーそれん君。
そう思う前に読んでみよう。
『資本論』
正直この本は何十、何百回と読む他ない。
でも上にあげた本を読んだ後で読めば理解しやすくなる。
資本論では唯物弁証法を具体的に応用して資本主義を分析してるから、マルクスがどのように唯物論的弁証法を使ったのかを知る上で一番良い本。
ただ単純に「マルクスがあー言った、こー言った」を字引きのように喋ってもそれは解釈学になってしまう。
実際にマルクスが“唯物論的弁証法を用いてどのように資本主義社会を分析したのか”これを知ることが大事。