2022-03-01 ■ これはかなり個人的な意見だけど、まがいなりにもマルクスの思想と格闘した人の本は例えマルクスに対して批判的でも読んでいて面白い。 逆に(失礼だけど)マルクスの思想をプロパガンダ的に批判してる人の文章はあまり面白くない。 なぜなら既にマルクスによって批判的に克服されてしまってるから。 もちろんそこに、「いや、それでも私はこう思うんです!」みたいな主張の片鱗を覗かせる文章があるなら嬉しいけど、でもそういう本はあまり見かけない。 むしろブッダの方が時空を超えてマルクスを批判している気さえする。